わたしは前は割とカウンターが好きだったのです。

横に彼のぬくもりを感じるというか

触れようと思ったら触れられるからか

向き合って顔を見つめられるのが恥ずかしかったからかも知れません。


彼もテーブル席がいいって言います。
(理由は不明 w)



ところが、

最近はテーブル席で向かい合うのが結構好きです。


去年の春くらいからかなと、思います。

確か、わたしの誕生日ときに、

一緒に食事をしたときに

テーブル席で、


そのとき、

彼がすごくわたしのことを見てくれて、


わたしが楽しんでるかとか

嫌な気持ちになっていないかとか

気遣いだと思うのですが

それだけでなく顔を見たいのだなってわかってからです。


やっぱり、見つめ合うのっていい。



「お誕生日おめでとう♪」のあと、


彼が、「何回目?」と。


彼のお誕生日を祝うのが、です。


「9回目よ。」と答えると


「そっか、そうだよなぁ。

でも、すごくない?

9回目なんて、すごいことだよ。」


と、感慨しきりでした。


結婚もしていない男女が

9回目もお誕生日を祝い合うって考えたらすごいこと…

わたしもそのことをなんて言えばいいのかなと言葉に詰まっていたら


お店の方がお料理を運んてきたので

答えられず。




そのあとは、

いろいろあったな、

とか、

あの時こうしたとか

想い出話を語りながら

美味しいお食事とお酒を楽しみました。


彼も結構、昔の出来事を覚えてくれていて

「あれは、3年前だね」とか

「あの時あそこに行ったよね」とか

たくさん話してくれました。



そして、

「いい店だなぁ…」と、お店を見渡しながら

彼は何度も言ってくれました。



この店を選んで正解だったなと

嬉しくなりましたし


わたし自身もすごく気に入りました。



雰囲気の良きお店って

気持ちも穏やかにしてくれますし

お酒も進みます。


彼は日本酒(ある地方の地酒)を頼んで

美味しいから飲んでみて、

ってわたしに勧めてくれたり


サービスで来た地酒を飲んで

「これはヤバい(くらい美味しい)やつだね。」と言い


お料理に合ったお酒を愉しみながら

楽しそうにしてくれていました。



わたしは、シャンパンを飲んだりもしたけど、

悪酔いもせず。


でも酔うほどに彼が愛おしくて


彼がご飯を食べたりするその形の良い唇をずっと見つめたり


「待っていた30分、さみしかったぁ〜」と

言ってみたり。


時間はあっとゆうまに過ぎるのでした。