店を出ると、また気温は下がっていて

風も少しありました。

まだ冬といった感じでした。


恋人同士だった頃は

腕を組んでくっついたなぁ、

とぼんやり思いながらも


別にすごくそれをしたかったわけでもありません。


肩に触れそうでふれない近い距離で歩きながら話すことでも

嬉しかったです。



彼は調べておいてくれたBARをスマホを出して確認していました。


大通りをわたってすぐでした。


歩きながら突然彼が

「ダンナと飲みに行ったりする?」

と聞いてきたので


いきなり腰が抜けそうになりました。(笑)


夫のことなんてこれっぽっちも頭の中になかったからです。


「やめてよ〜 現実にギューッと引き戻されたじゃないw」


と言うと

彼も笑いました。


「そーだなぁ。日頃は飲みに行かないかな、旅行の時とかならね。」


と答えると


「じゃあ、家では?」

と更に聞いてきました。


「家では飲みたい人が飲みたいときに飲むよ」…

と答えると

ウンウンとうなづきなから

「俺もカミさんとは飲みにはいかないな」

と言うようなことを話してました。


どちらでもいいし、

ホントかどうかわからないけど、


たぶん、彼は

ふたりでBARに行くことに特別感を感じていたのかもしれません。



ご飯や居酒屋さんじゃなくて、

わざわざBARで飲むなんて


誰とでもっていうわけにはいかないかもしれません。


やがて、

目当てのBARに着きました。


高級感のある、

ちゃんとしたBARでした。