雰囲気の良いBARでした。

重厚な木のカウンターに、


仄暗い照明…


お酒の種類もズラリと並んでいました。


「何にする?」と彼。



実はお腹いっぱいで、

水分もキツイくらいでしたので、


さっぱりしたくて、

わたしはノンアルのカクテルをお任せでオーダーしました。

彼はウイスキー。



飲みながら


今までふたりで行ったBARの゙話を思い出しながらしました。



「あのBARはちょっと変わってたよね」とか、


「あのBAR行ったのは何を食べた帰りだった?」とか


「あのBARはどこにあったっけ?」とか


想い出のすり合わせをしました。


そういう作業…というか話も楽しいものです。



彼が昔はひとりでBARに行くことが多かったと話しました。


でも、最近は、あまり来ることないなぁと。


忙しいし、


BARでゆっくり時間を過ごすことは難しいのでしょう。



わたしも、

BARなんて、

独身の頃は、飲み会のあとなどに行きましたし、

カクテルも好きですが


最近は彼としかBARなんて行きません。


「あなたとじゃないと、BARなんて行かないかな」

と。


BARでゆっくりと飲むなんて

好きな人とじゃないと楽しめませんし

彼も、

そんな特別感を伝えたかったのかもしれません。



たくさん話しをしましたから、

すべてを覚えてはいませんけど、


最近は、子どもが大きくなり仕事もゆったりとしているので、

時間があるから

料理も凝ってみたり、

趣味のこともたくさんできるし、

趣味を通じてハッピーなことも多いので


「わたしって幸せだよね。

そして、あなたという存在がいて、こうやって会う時間があって…」

と言うと

彼もニコニコ頷いていました。



BARでは、本当にゆっくり時間が流れます。


騒がしくなく変に酔っ払いがいるわけでもなく、


大人の場所というか…

心が落ち着ける場所というか…



この記事を書こうとしているときに

テレビを見ていたら


「ダウンタウンDX」で

千原ジュニアさんが

BARで奥さんとまだ付き合ってるころに飲んでいて

プロポーズなんて全然する気もなかったのに

トイレに行って戻ってきた瞬間に

自然にふと

「結婚する?」

って口をついて出できた…


というエピソードを話していたのを見ました。



なんか、わかる気がしました。




わたしも、

彼と飲んていて

1時間くらい軽く時間が過ぎて

彼といる時間がまったりしすぎて、

このまま同じ家に帰りたいって思うくらいでした。


別のところに帰るのはなんかとても不自然な気がして…



彼も、

酔っ払ったし疲れて

家に帰るのがめんどくさい…


ってカウンターにペタンとしながら

笑っていました。


わたしと同じ気持ちになったのかはわからないですが、


でも

緊張感なく自然に過ごせて、

かと言って

全く色気がない関係でもなく

そんな相手って


やはり彼しかないなぁと、

あらためて感じていました。




わたしの左手には

彼から頂いたアクセサリーが照明に照らされて光っていたと思います。


それを見て彼は、

「そして、もうすぐ誕生日が来るね♪」

と、わたしに言いました。